塗装時の塗り回数
今日は塗装時の塗り回数についてお話をしていこうと思います。
よく、お客様から何回塗るの?といった質問を受けます。
他社は4回や5回塗るところがあるけどやっぱりたくさん塗った方が長く持つの?と聞かれます。
では、実際にたくさん塗り重ねると長く持つのか?
これは多く塗り重ねるから長く持つというわけではありません。
確かに、塗膜の劣化具合だけで見ると層が厚い分、表面が劣化しても下地に到達するまでを考えたら膜厚が薄いよりも痛みにくくはなります。
しかし、塗膜を厚くつけると外からの撥水は良くなりますが中からの湿気の逃げ場も無くしてしまいます。
そのため、湿気が逃げる際に塗膜を持ち上げ、膨れや剥がれに繋がります。
膨れの原因は下地との密着がうまくいかないことの場合もありますが、膜厚の厚付けも膨れの原因です。
外壁にもいろんな材質、特徴があるためどの材料も膜厚と撥水をかければ良いと言うものではありません。
撥水も必要だが透湿性も重要となります。
どの塗料にも規定の工程がメーカーから決まってあります。
仕様書に適切な膜厚と1缶あたりの㎡数と希釈率が記載されているためこれを守り、施工をします。
昨日お話ししましたがここで、凹凸や吸い込み方で厚みがつかない場合もあります。
こういった場合は現場判断で塗り回数を増やす場合もあります。
ただ、これは塗料の年数を規定以上に伸ばす作業ではなく本来の持ち味を出すための作業となります。
なので、3回塗りの材料を4回塗ったから長く持つと言うのは正直な話、間違いとなります。
この基本工程と言うのは、多くの材料は下塗り・中塗り・上塗りの3回で仕上げることが多いですが、中には材料自体が4回塗りの材料もあれば、2回塗りのものもあります。
そして工法でダブルトーンと言う2色塗りのやり方もあります。
こちらは3回の後に柄入れでプラス2工程で仕上げる塗り方です。
しかしこれは凹凸の深い部分に塗料を入れずに表面にのみ色を入れる作業です。
凹凸の表面は5回塗りとなるので、長く持つかといわれると、そういったわけでもありません。
ではこれでは膨れないのか?と言うのも凹凸の表面のみなので、目地の深い部分には3回の塗膜しかつかないためこちらで透湿性を保つようになります。
ですので、ダブルトーンだから膨れるなどはありません。
塗装にもいろんな塗り方や塗り回数などが多くあります。
単純に考えると、たしかにたくさん塗ると長く持つように感じますが、適切な塗布量もあります。
こういった細かなことですが、この判断一つで持ち方が全く変わります。
間違いのない施工を行うため、本物の職人さんがいる塗装店で施工、ご提案を受けることをオススメします。



