塗装のながれ④ 壁の塗り方

昨日は養生についてお話をしました。
養生まで完了すると次はいよいよ塗装作業になります。
こちらも職人により進め方は違いますが私たちの場合は軒天から先に進めることが多いです。
塗装作業とは言っても、塗る箇所はたくさんあります。
今回の写真は外壁のダメ込み作業の写真となります。
壁を塗るにもただ、ローラーを転がすだけではなく様々なやり方があります。
今回は壁の塗装の塗り方をいくつかお話ししていきます。

先ほど出たダメ込みの目的は写真で言うと軒天の角に入っている見切り板と外壁の境目部分ですがこれをローラーでそのままいくと、周りに塗料がベタッとついてしまうため刷毛で際の部分に塗料を入れ込み、ローラーで繋げていく作業となります。
これは今回で言う見切り板もそうですが、凹凸の深い場所やコロニアル等の重なり部分の段差などにも使われます。
段差などをローラーで抑えて塗ってしまうとその部分だけ塗料が滲み、ダレ(塗料の塊が流れて乾くこと)に繋がるので仕上がりに影響してきます。
そのため刷毛どりをしてローラーで繋げるように作業をします。
他にもローラーで塗料を塗る時にはまず、ネタ(塗料)を均等に配り、漏れがないようにローラーで入れ込みます。
これも職人により塗り方が違いはしますが多くが縦横切りをします。
同じ方向にのみローラーを転がすと入らない箇所が多く出てしまうためです。
例えばローラーを上下に何回も転がしても凹凸のある横部分には塗料は入りにくいため塗り残しが出てしまいます。
なので上下、右左にローラーを転がし、塗料がしっかり入っていくようにします。
他にも、凹凸が激しかったり、塗料の吸い込みが激しい場合は縦横切りとプラス斜めにも切っていきます。
この塗り方は沢山ありますが、目的は塗料を均等にしっかりと入れるための作業です。
縦切りだけだと手抜きというわけではないので安心してください。
むしろ、縦だけで綺麗に入り、厚みがつく職人さんはかなり技術が高いかもしれません。
このように塗り方はあくまで手段としてになりますが、結果が綺麗になるのか、長く持つのかというところになります。
今回お話ししたダメ込みやローラーの転がし方も最初に教わる職長次第の教えとなります。
1番難しく、経験が問われるのは均等に塗料を塗る技術です。
これは現場を沢山こなし、自分のルーティンを作り同じ作業を正確に繰り返せるのか、それに劣化状況を見て臨機応変に対応できるかがすごく難しい部分です。
極端な話し、塗装は誰でも塗ることはできます。
やり方を学び同じように塗れば色もつき綺麗にはなります。
プロは均等に塗料をのせることができ、ラインもバッチリ綺麗に仕上げることで長持ちと綺麗さが出てきます。
ヴィンテージハウスはこの技術に自信を持っていますのでぜひ、この技術を直接目にしてください。