遮熱塗料の効果

お客様から「夏の暑さがここ数年で一気に暑くなり、どうにかならないか?」と言う要望が増え、塗料メーカーでも遮熱塗料が増えてきました。
そこで今回は遮熱塗料についてお話をしていこうと思います。

まずはじめに、遮熱塗料を塗装時に使用すると夏場の温度は変わるのか?についてですが結論からお伝えすると、家の中の温度が大きく変わることはありません。
では、遮熱塗料を使用しても効果はないかと言うと熱による塗膜の劣化を防ぐことはできます。
遮熱とはどのような物かと言うと、屋根は特に直接太陽の光が当たるため夏場の屋根は表面温度で言うと70〜80°まで上がります。
遮熱塗料は熱を弾き、表面温度を60〜70°まで落とすことができます。
表面温度が10°前後かわるので、今までは熱で塗膜が傷んでいたのを遮熱塗料のおかげで熱から守ることができ、対応年数を伸ばすことが本来の遮熱の目的です。
では、どうして遮熱は温度を下げるとメーカーが売り出していたり、業者の方が言うのか?と言うと、このように表面が10°も違えば中に伝わる温度も変わるのではないか?と言うところから遮熱は温度を下げるとどこも謳うようになりました。
実際は表面は確かに変わりますが家の構造上、屋根と部屋の間には断熱材が入っています。
確かに瓦と断熱材の間の空間部分は大きく温度は変わります。
しかし、断熱材を超えて部屋の温度までは大きく変わりません。
厳密に言うと何度かは変わるかもしれません。が、屋根の遮熱塗料のおかげで家全体が涼しくなったと感じるほどの効果は得られないでしょう。
どのメーカーも自社の材料を悪くは言わないのでサンプルには良く書かれていますし、業者さんもより良いように伝えるところもあります。
しかし、私たちヴィンテージハウスはお客様からこんなはずではなかったと言う後悔を少しでも防ぎたいため、良いものは良い、悪いものは悪いと正直にお伝えします。

何度もお伝えしますが、効果が全く0ではありません。
少なからず効果はあるとは思いますが塗膜も数ミリしかないので、いくら遮熱塗料でも期待ほどは変わらないと思われてください。
あくまで、本来の目的は屋根を熱から守り耐久年数を延ばすことです。

さらに、遮熱塗料とは別に断熱塗料というのがあります。
代表的なものが株式会社日進産業さんが出しているガイナと言う材料が断熱塗料で1番有名なものになります。
遮熱と断熱は聞くだけだと似たものと思われますが全く効果が別物になります。
ですので温度をこだわられる方は断熱塗料がおすすめです。
しかし、こちらもあくまで塗料なので断熱材などの厚みはないのでかなり温度が下がるわけではないのでご注意ください。

塗料も様々な効果や持ち味がありますが意外と知られていないことや裏事情などもあります。
私たち塗装屋の職人では塗料の成分や配合について塗料メーカーほどの知識はないかもしれません。
ですが、実績と経験がありますので良し悪しは把握しており、偏った意見ではなく正直にお伝えできます。
気になることは一度お問い合わせください。